幼少の頃
普段どおりに
道を歩いて
得られるものが
あったとしても
歌を歌って
心躍らせ
得られるものが
あったとしても
私の心は
信じず竦む
怒りが渦を
作らず終わる
千切れた指を
抱きしめました
爛れた口を
慰めました
そして私は
下を向き向き
心のありかを
落として泣いた
も どる