愛想のよい彼は消え
蛮人と処女と同じ空
微笑んだのは女神か夜か
果ては夢魔の静けさか

水面をすする妖精は
漆黒と名づけられし欠如に
確かに上手に遊び笑む
ワルツと共に狼と共に

墓場へも等しくなそれ
守衛は夢の中で娘を抱き
彼女のイジラシイ寝顔にキスをした
サンタマリアが守衛を父親にす

ならば誰がこの闇をはねつける?
我等が姿の心のそれに
これほどの正しさがあるだろか!
又も明ける事を恐れるほどに

も どる