焼けた葬式

日々過ごすことに
窮屈を
感じておもわず
上を見る

蛍光灯に
汚された
虫と私は
煙立つ

死骸は等しく
朽ち果てて
私の心は
乱れだす

小さなことと
言われます
だけど涙が
止まらない

それほどまでに
心まで
崩れてしまった
崩れてしまった

伝達手段が
なくなって
今夜で消えて
しまいそう

崩れてしまった
昆虫が
こちらを嘲って
笑ってる

も どる