徒歩の残骸

好意は
上手く作用し難いのだ
目的
それを辿っていなければ

人々は
ただただ上を向いて泣いて
空には
落ち砕くほどの星空だ

寒いほどの快楽だ
痛いほどの幸福だ
苦しいほどの享受だ
醜いほどの造形だ

愛だけ
花になって咲きましょう
どこかに
聖歌を歌う声がする

空から
落ちてしまえばいいと唱えて
道行く
人を恐れては笑って

も どる