正しい実情
多くの僕は不精者であるので
それに気付けば悲しみにくれるよ
僕が発する不快な腐臭を
指摘されても一言も言えず
切れ込まれた筋が楽譜みたいで
私は好きだと笑った彼女の潔さに救われ
叙述のトリックに踊らされ
遂には信頼まで失ってしまったけれど
も どる