所詮日が暮れる

頼りにならない
言葉の中を
上手にわたる
他人を眺め

伸びたこの髪
切ろうと決めて
携帯電話を
壊して泣いて

真っ赤に染まった
季節を向かえ
輝く明かりを
避けて家路へ

突っ込む指さえ
かじかむこの日
はっきり自分が
嫌いと述べて

温もりしかない
日々とサヨナラ
壊れた両腕
無口な天井

も どる