空降る言葉

不自由のない暮らしには

どこかに必ず雨が降る
濡れたからだの震えの中で
折ってしまった花が咲く

私の努力を称えては
傷つけたものに触れてみる
痛みの跡はないけれど
強さにやられた影がいた

何処まで素直になれるだろ
見当はずれに祈っては
私を酷く響かせる
恥ずかしさまでも敵になる

も どる