そばにいるあたし

こんなはるのはじめあたりに
ひとびとのゆううつをだいべんするかのように
むずかしいかおをしているあなたの
そばにいるあたし

ときどきおもいついたようにじぶんをせめ
おしだまってはこわくなっておびえて
きがむいたらわるいひとにやさしくするあなたの
そばにいるあたし

いろいろへたくそだからってじぶんをきらいになって
だけどきれいなものがとてもすきでないちゃったりして
ときどきまじめなかおしてぐるぐるしたものをかいているあなたの
そばにいるあたし

だれかにすかれるといつもどぎまぎしてるくせに
いつもわるいほうこうにかんがえてかんがえて
すきだっていうとまるでおこられるとかんちがいしてるあなたの
そばにいるあたし

すきなものにはやっぱりえいきょうされて
だけどじぶんをもっていたいってふあんになって
しぜんなことなのにね、だめだだめだばかりいっているあなたの
そばにいるあたし

いつだってきょくたん いつだってきょくたんだよ
まるでそうじゃなきゃはりさけちゃうみたい
だけどけっしてだれかをどなったりしないあなたの
そばにいるあたし

おおきなこえではいえないけれど
じつはほんのちょっとだけじぶんのことがすきだったりして
だけどそれがすごくはずかしいことだとおもっているあなたの
そばにいるあたし

そばにいるあたしは
そばにいてしあわせ
そばにいるあたしは
あなたといてしあわせ

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