失意の指先

純粋さによる
行動が
時には人を
傷つける

色を失う
出来事に
大事な私
紐ほどく

いい日を重ねる
生活は
けして事実を
導かず

冷めてしまった
窓ガラス
左手当てて
誤魔化して

溺れる前に
目が覚める
お陰でいまだ
ここにいる

も どる