下穴

世界の果てまでも
真っ白に染まった夕日
僕には成す術もない
その必要もない

黒く尖った嘔吐物
それだけ際立つ昨今に
人は人と化していき
僕も固まるばかりです

どうしようもないそちらには
感情さえも不自由ですか
感情ばかりで不自由ですが
紡いだ糸は切れずにいます

さてさてこちらに戻ってみると
目も当てられずに泣いてます
今知りたいのは僕の名と
今落ちだしてる穴の位置

も どる