三月の残寒

私のことを理解する
その試みが大切で
私に気づいた人にだけ
私は存在したりして

夢をだいた三月の
人が怯えと戦って
負けた結果の人なので
私はとても好きなのです

私の足りないものたちが
あまりに世界に溢れてて
謝るばかりで何一つ
この手の中にはなかったの

ただただ願った夢を見た
気づけば寝汗にまみれたままで
震えが止まらず泣きじゃぐる
震えが止まらず泣きじゃぐる

三月の人とこの私
いつから素敵に見えるほど
世界はゆがんでいたんだろう
世界は潰れていたんだろう

も どる