寒い日

感傷の波に襲われるのは
貴方も私もいつもの事ね
大切に育てたはずなのに
違う違うと壊してしまうのね
一人ぼっちに慣れないから
こんなにも辛くなるのに
其れを抗う事への悪意を
勝手に作り上げてしまうなんて

生命が持ち合わせた誠実さが
波のように弾けていくわ
幾重の余裕を失った切なさに
波のように弾けていくわ
優しくなれたらよかったのに
こんなにも傍にいて欲しいのに
屋上にいる私の心が
泣いて始まる誰かの気持ちは

も どる