五月雨の言葉

重なった
沈黙によって
投げかけられた
その後に

砕かれた
想い煩いが
自らの手にあった
その後に

素直だと
傲慢が付きまとうと
笑おうとしていた
その後に

透明な季節はやってくる
透明な季節はやってくる

この森を
誰も彼もが罵倒して
非難でさえも心地良く
そして色づく

この森を
誰も彼もが踏み慣らし
砕け散った破片でさえ
その破片でさえ

も どる