錯乱する手

適当で
すいません
そして気づけば
足りないだけで

あなたはいったい何を手にしたというのだろうか
私の瞳がうずいているこの夕闇に
溶け込んでしまっただけだ
溶け込んだだけだ
消える前に
いるだけの
空とまた
何一つ言うことが思いつくことができない

ついには犬のように寝そべって
何かを訴えるしかなくなった
どうしてそれがこのように
世界を哀しく染めるのですか

気づけば終わり
だけどこれでも
息を吐き血液を流すことぐらいは
知ってるつもりだったのに
それだけが
自慢で
優しく
いたいと
思って
思って
思い続けて
間違いだと
気づけといわれ
それでも
いまだに
思っています
思い続けます
その気持ちを
確かにするまで

良い日々に
さようならできれば
何もいっそ
怖くはない
それだけ

も どる