俯く水溜り

月が私を照らすのは
闇夜があまりに寒いから
痛みに気づいた夜だから
私の願いがかないます

苦しみばかり繰り返し
だから生きていけるのです
平和が大気を満たします
霞んでいても掻き消せず

私という名の体温と
空と言う名の優しさで
混ざることはないでしょう
私の瞳が黒いなら

も どる