目を静かに閉じて

赤ん坊が泣く前に
大きく息を吸い込んで
酸素に含まれた切なさが
彼女の胸を熱くする

どうしようもない、僕が
怖い日の夜に過ぎて
笑わなかったら駄目なんて
もう誰にも言わせない

なんてきれいな笑顔
楽しそうな毎日
幸せな関係
痛まない命

誰かの正義が僕をぶつの
誰かの事実が僕をぶつの
僕なんて居なければ良かったなんて
簡単に口から出てくるくらいなら

一緒に泣いてしまう
実情が伴う僕に
夢の中が全てで
泣き止まない彼女に

も どる