効かない両腕

私の心は日々崩れ
新しい日が来るんです
いまさら何があるのです
最後だけなどいわないで

私の頬は醜くて
誰もが怒りを隠せずに
小さな笑いが世界すら
染めてしまったあの日から

おぼつかない足取りで
言葉の足りない思い出が
色鮮やかによみがえり
なんとも言えず空を見る

私に何ができるのかしら
強さのために殺してきたよ
この手をなくしてしまったら
残った罪で済むのにな

重くて重くて持てないよ
追い詰められてだめになる
私は言葉が詰まります
九月が始まる頃なのです

何で泣いてはいけません
涙は悪くありません
私がいけないことをして
つまらぬ人になったとしても

人を愛した時だけは
ひとりになってしまえれば
丁度傷つく少年が
ゆがみが生じるその前に

私に怒りは似合わずに
あなたに言葉は要らなくて
彼らの言葉を聞き入れて
私は正しい事を言う

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