剣と盾と守ること

痛い痛い
傷が痛いの
だけどそれより
拳が強くて
痛くて痛くて
殴って痛くて

だから私は
何もない私は
ただの努力
痛みがないため
分からず消えて
私はいなくて

どうにかして欲しいの
そうなのかしら
私はただただ
痛いだけ
痛みがともなう
不安だけ

深い川に沈んでは
聞こえない自分を
正当化しすぎて
私の本当を
私自身を
見失ってしまった

痛い痛い
痛いの本当
どうしても消えない
私という不安
私という人間
私ということ

も どる