悲しいと思った

人ごみの中抜けて
笑い声響き
僕の入る余地はなく
指先は燃えてゆく
結ばれてしまう彼ら
目は見えなくなって
さめざめと狂っていく
くわえ煙草は落ちる

心情は
命の有限は
僕は
ただ

も どる