石を待つ人

言葉と触れることにすら
事実恐怖を抱くのです
それしかないと思ったことを
恥じる気持ちが笑うのです

挫折というには深すぎる
怒りというには弱すぎる
嫌悪というには寒すぎる
恐怖というには近すぎる

このまま消えてしまう事
それを祈っていた月日
だけど咥えた良心が
それに怒りを抱いてる

不確かなものは何もない
事実の変化は何もない
歪曲なんて起こらない
感じるものなど何もない

どこまでも行ってしまおうか
いっそ泣いてしまおうか
苦しみなんて言葉など
この世にないとひそかに信ず

も どる