一本道
苦しみという言葉を言うたびに
私の価値が消えていく
怒りに理論を支配するたび
部屋の冷たさに気づいてしまう
だから自分に耐えない様に
だから驚き過ぎないように
そういう風に願った夏の日
暑さが妙に優しいその日
も どる