骨身をさらしたい

痒みが収まらない
全て剥ぎ取って
むき出しの眼球は
なんだかとても空ろ

痒みは痛みと交代して
全ての発端は
僕の悪さだと知り
なんだかとても空ろ

傷つけているのは爪
全ては煩って
白目が溶けて溜まって
なんだかとても空ろ

ふと、目を離してみると
全て忘れてしまう
今度は足の痒みから
なんだかとても空ろ

も どる