一人流す夜

その夜に
呟く


それはただ
僕の居所をどうにかして見つけ出そうとする貴方と


見つめ触れ、抱き寄せ集め、命からがら、この星、と月
ひきつけを起こすから
起こす

そして
この胸の高鳴りは
なんと浅ましく、しかし潔く乱れ溢れ

漸く消え
静まり

いずれまた
いずれ
そして
夜として高級に僕、私の誰彼に届く

も どる