部屋の中

感情を左右させる
その青く尖った気違いが
僕にそのまま押し当てて
気づけばあたりは真っ赤に染まる
寂しいこともあっただろう
夢のように頭の痛い毎日

摂取する毒と
飲み込んだ黒い砂糖水
そのたびに汚れてしまったと
死ぬのもすぐだと
飛び降りたような励ましに
心が打たれることが無くなった

目を開けるのが困難になっていく
意味を考えるには複雑すぎた結合
傍らで大きくなった幼児
僕の目の前をちらついて
今気配さえにおわすことも無く
おそらく鋭いもので一突き

全ては多重に渡る僕の言い訳
ただあなたに会いたかった
その人格を主とするものに
足がもう動かないんだ
潰してしまった視線を
ただ必死にかき集めては

も どる