グラリの後

心を消耗することで
日常を駆けていくあれこれが
なんだか酷く儚げです
其れは恐らく其れではなくて
僕なんだと思います

随分昔は書いていました
知らないままに書いていました
最近は何もしていませんから
ある面に於いては賢く在ります
だけど昔は胸の鼓動を人に聞かせても怖くなかった

部屋に注ぐ太陽の日差し
それを眩しく感じることに怯えています
昔の経験を活かしているのです
其れを信じきってしまうのです
些細な白い夢

今の感情と光景は簡単に
白と青と灰色と少しだけ銀です
空想の中では貴方を想定できます
そのときの僕の気持ちだっていつでも真っ直ぐです
その恋のようなものは誰にも言えない

も どる