銀色兎

痛みの傷が溢れてく
楽しかった毎日や
うれしかった出来事や
それの終わりが
それまでが

屑になってく言葉たち
言えるはずの感謝とか
言えない気持ちの蟠り
それの温度が
それまでが

全てはあなたになっていく
星さえ出ないあの夜や
苦い思いのない日々や
あなたの瞼が
それまでが

も どる