現実による誇大妄想

血肉で満ちた感動が
震えの扉を閉じ込める
気づけば消えた人影に
私の居場所を探られて

醜い体で動くだけなら
細胞ひとつで消えようか
手足に満ちた浴槽で
普通の優しさ待ってます

少女が酷く風に乱れて
白く染めるは潔さ
もしも想いが人のためなら
私はここで食べられて

鏡に映るは顔がない肌
すでに想いは消えうせた

も どる