眼光のない虫

劣等感に満ち
虫におびえる
私の周りに
寄り付く虫よ

おまえは私を
食らってくれるか
それともこのまま
そばにいるのか

異臭が響く
私の骨に
止めをさそうと
ふりあげたのに

気づけば汚れ
とる事だけで
何かできると
過去を忘れた

虫とこの血が
混じったならば
私は優しい
知らない人よ

満ちた空気に
羽音がつまり
なかなか外へ
出れないようです

も どる