街灯

実際夜道が嫌なのです
内包するのは可能性
感覚までも宙に浮く
大きく円を描いて飛んで
不安の種は芽吹いて枯れて

何より私を攻めるのは
見境も無く起こる笑み
自分が起こす不気味な気持ち
それが最も恐怖を生んで
夜道を嫌いにさせるのです

かく言う理由で私は
あなたをいつも見ております

も どる