円筒形の形

精神はいつも
肉体に敗北を続け
確固たる物など
存在でしかありえない

その敗北こそ
何より私を守る術
例え泣き崩れようとも
変わらず朝が来るように

加速度を増した生活の中
何を失ったかさえ不確かだけど
この感情が届いているこの日々の中
筒状の神経に全てをかけているだけ

も どる