大事さの塊

望むものなど
簡単に手に入ってしまうから
心の歪みが目立たぬように
そっと歩いて
そっと見つめて

産み落とされて
感情の波に巻き込まれながら
脆さも醜く抱けるから
一人に悩み
両手繋いで

綻び笑い
つまりは気丈さ身にしみて
喜びだけに痛みが少し
終結恐れ
避けずに嘆く

そっと歩いた
例え一人が慣れてしまって
大事なものに出会えず笑い
消えてしまえど
消えてしまえど

も どる