傍若無人な

僕は知っている
この世の中では生き辛いと
様々な苦痛が貴方を襲うでしょう
膨大な孤独が貴方の判断を鈍らせるでしょう

僕は理解する
知識など役に立たないと
様々な貴方の言葉は無視されるでしょう
膨大な貴方の思想は人々の拒否で簡単に溶けるでしょう

僕は知っているんです
人と付き合うことは不幸だと
一体どれだけの意思の疎通が出来るでしょうか
どうして妥協の上で生きていけることがあるでしょうか

僕は理解しました
生きる事こそ惨めだと
一体明確な種の本能へ不適合な僕でしょうか
どうして手に入らぬ精神の敗北を忘れられましょうか

僕はそれから暫く考えた後願います
もうベッドから起き上がらぬ日々がきて
朝の日差しのまぶしさを知らない瞳を手にすることを
そして今他人への理解を失った心で白い壁にただただ頭を打ち付ける毎日

も どる