赤い雨、暗い海へ

大きく開いた胸の中
戻る場所などどこにもなくて
後一押しで失うの
後一押しで強くなる

私の記憶が流れてる
きしむ音には勝てないけれど
ただ素晴らしく感動し
その熱さまで抱きしめる

何が私に降り注ぎ
どこに帰るかわからぬままで
ここにいられる喜びと
ここで果ててく焦燥感

冷たくなってしまう部屋
私の居場所はここではないと
お腹の中から声がする
とても冷たい声がする

も どる